教員・研究室紹介

名前 笹岡 敬 [教授]
出身地 富山県
e-mail sasaoka@edd.osaka-sandai.ac.jp
内線番号 4374
研究分野 プロダクトデザイン、現代アート
担当科目
  • プロダクトデザイン論
  • デザイン史
  • 造形計画論
  • プロダクトデザイン演習 I・II
  • 建築・環境デザイン及び計画演習
  • 卒業研究
所属学会・団体
  • 特定非営利活動法人キャズ 運営委員長
経歴 【経歴】
  • 富山市生まれ(1956年)
  • 愛知県立芸術大学美術学部美術学科デザイン専攻中退(1982年)
  • 成安造形大学准教授(2005年〜2010年)
  • 京都造形芸術大学非常勤講師(2011年〜2014年)
  • 帝塚山学院大学非常勤講師(2012年〜2014年)
  • 大阪産業大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科教授就任(2014年)
【個展(抜粋)】
  • "クリテリウム2" 水戸芸術館アートギャラリー/茨城 (1992年)
  • CAS /大阪(2012年)
  • +Gallery mini,N-MARK /名古屋(2013年)
【グループ展及び国際展(抜粋)】
  • "アートナウ '94" 兵庫県立近代美術館(1994年)
  • "時間/美術" 滋賀県立近代美術館 (1994年)
  • "光と影" 広島市現代美術館(1994年)
  • "やわらかく重く" 埼玉県立近代美術館 (1995年)
  • "NowHere", シェーレンステキスタイル工場 /アイントホーフェン、オランダ (1995年)
  • "アートは楽しい 7 IN/OUT", ハラミュージアムアーク/群馬(1996年)
  • "ものとあらわれ", 和歌山県立美術館(1997年)
  • "コラボレーションアート", 福島県立美術館(1999年)
  • "PUDDLES Artist-Initiative Links in 1999" TENT-CBK /ロッテルダム、オランダ(1999年)
  • "PUDDLES Artist-Initiative Links in 2000" Experimental Intermedia vzw /ゲント、ベルギー(2000年)
  • " とやま現代作家シリーズ 時の中で" 富山県立近代美術館(2007年)
  • " J_POP/G-POP" Kunstlerhaus Dortmund, ドルトムント、ドイツ(2008年)
  • "常設展第III期 内なる光" 豊田市美術館(2012年)
  • "日韓交流展 , Historical Parade; Images from elsewhere" Nam Seoul Museum of Art /ソウル、韓国(2012年)

研究の内容

今日におけるプロダクトデザインでは、あらゆる「もの」がデザインの対象になります。
Raymond Loewyの「口紅から機関車まで」は1900年代のインダストリアルデザイナーの著書として有名なタイトルですが、今日のプロダクトデザインの領域と役割はその時代と比較できないくらい、もっと広がっています。
プロダクトデザインの概念には、「もの」だけでなく、意識や思考の対象となりうる「こと」をも含んでいます。
社会や生活、コミュニケーションのグローパル化は、単一的な価値観の押しつけでは成立しなくなり、我々の創造性を成立させる為には、その根本の問い直しからが必要となります。そうしてそこでは「もの」はもちろん「こと」のデザインが重要になります。
住む、使う、食べる、着る、飾る、エネルギー、交通、情報、医療、福祉、教育など我々の生活にまつわる全ての「ものごと」がプロダクトデザインの対象であり、新しい可能性を開く分野です。それらに問題意識を持ち、考える、提案する、創ることが求められます。

授業の内容

プロダクトデザインの基礎から現場に通用するスキル、将来の社会を創る為のデザインまで、幅広く学びます。
問題発見からコンセプトへ。コンセプトからドローイング、3Dシミュレーション、モデリング、プレゼンテーションとデザインすることをトータルなプロセスを通じて進めます。個人の想像力を訓練するのは当然ですが、グループディスカッションや、KJ法など、様々な発想プロセスを学びます。
コンピュータを頭脳の一部として使う習慣を付けながら、様々な体験も仕掛けていきます。
国内、海外の他校との共同研究や共同発表、インターネットコミュニケーションを使った合評など、大阪産業大学だからこその、柔軟な授業を展開します。

私にとっての環境デザイン

本学科の「環境デザイン」という概念は、クラフトからプロダクト・建築環境へと横断しながらデザインを編成することの可能性を示しています。
現在の日本のデザインは高度成長期の方法をいまだ継続し、その方法に幻想を抱くことでなんとかなるという楽観論を持っています。しかしながら、その方法論で追求したメーカーは、デザインだけでなくそのモノ作りの方法や企業体質もガラパゴス化しています。
クリエイターは喉元過ぎればでは無く、もっと大きな視点と方向性を持ってこれからの社会に対して行かなければならず、それはデザインの再考、再評価へとも繋がる概念だと思っています。近年の「GOOD DESIGN AWARD」の選考例を見ても、その対象はモノや商品だけでなく、アプリ、ウェブサイト、実験住宅、古民家再生プロジェクト、キャラクター活用の地域再生プロジェクト、新しいコミュニティー活動など、社会の問題に関わる事象全てが対象になっています。 プロダクトは環境と人を繋ぐポジションにあるものです。たとえばクラフト概念を出発とした、食器からカトラリー、キッチンツール、キッチン家具までのトータルブランド開発。或は建築概念から、都市空間における災害時におけるストリートファニチャーのデザイン(街路灯と災害時の誘導灯を兼ねる可能性、ベッドやタンカーになるベンチ等)や、デザインとアートを横断するクシュシトフ・ウディチコのホームレス・ヴィークルに代表されるような、トータルな視点での環境と生活を繋ぐような提案が必要とされます。モノと環境をコトを思考しながらプロダクトの概念でブリッジをつくることが、その役割なのです。

各コースの内容

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