教員・研究室紹介

名前 榊原 和彦 [名誉教授]
Kazuhiko Sakakibara
出身地 愛知県
e-mail k-bara@npo-eden.jp
関連リンク
内線番号
研究分野 景観工学、都市環境デザイン
所属学会・団体
  • 土木学会
  • 都市計画学会
  • 環境共生学会
  • 建築学会
  • 都市環境デザイン会議
経歴
  • 京都大学工学部建築学科卒業(1968年3月)
  • 京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程 修了(1970年3月)
  • 京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程 退学(1972年6月)
  • 京都大学工学部交通土木工学科 助手(1972年7月)
  • 大阪産業大学工学部土木工学科 講師(1976年4月)
  • 同上 助教授(1978年4月)
  • 京都大学工学博士(論工博第1489号)(1982年7月)
  • ペンシルバニア大学Graduate School of City Planning客員教授(1982年9月~1983年9月)
  • 大阪産業大学工学部土木工学科 教授(1987年4月)
  • 同上 環境デザイン学科(現 建築・環境デザイン学科)(1990年4月)
  • 大阪産業大学大学院工学研究科環境デザイン専攻修士課程 専攻担当(1994年4月)
  • 同上 環境開発工学専攻博士後期課程 専攻担当(1996年4月)

研究の内容

『神は自然をつくり、人間は都市をつくった』という言葉があります。都市は、人と共にあり、人によってつくられ、育てられるもので、つくった人間の特質-“文化”-を如実に反映します。どこにでもあって、どこもが同じではない、どこにも固有の歴史があってその痕跡を辿ることだってできる(「ブラタモリ」を見て下さい)、都市・都市環境、そして、その眺めであり、見える環境である景観には、そういう(“自然”に比せられるような)面白さがあります。
私の研究分野に関して学べることは、都市環境をデザインするということは、どういうことであるのか、これまで、人々は、どのような都市環境・景観をどのようにつくってきたのか、魅力ある都市環境・景観とはどういうものであるのか、都市環境・景観をつくるために、どういう手段・方法・ツールがあるのか、都市環境を構成する広場・街路・公園やその構成要素、景観をどうデザインしたらよいか、等々、さまざまです。何よりも大切なのは、都市環境・景観を未来にわたって変えていく“すべ”を学ぶことができることです。
学んだことは、将来の仕事で活かせます。都市環境デザインの仕事を行う職場(都市計画事務所、まちづくり・ランドスケープデザイン・土木などのコンサルタント、ディベロッパー、ハウスメーカなど)や行政(国交省、地方自治体など)に勤めることになれば、そのまま役立ちます。一般企業に勤めた場合でも、培った問題解決能力やコンピュータ技術は、仕事に直接役に立ちます。仕事の面ばかりでなく、社会貢献としてNPOなどに参加し、まちづくりに関わる能力が身につくでしょう。

私にとっての環境デザイン

私にとって、「建築・環境デザイン」は、並立する2分野ではありません。建築は、環境デザインに包含されるものであるし、都市環境もインテリアも、さらには、クラフトも環境デザインに含まれるものと考えています。環境デザインは、単にデザインの一分野を指すものではなく、デザイン理念を表すことば・概念です。環境デザイン学科(建築・環境デザイン学科の前身)の設立20周年を記念して、学科で「環境デザイン読本-環境デザイン10則とその実践」という本を出版しましたが、その中の「環境デザイン10則」、「環境デザインの諸相」などをよく読んで下さい。

各コースの内容

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