名前 | 榊原 和彦 [名誉教授] Kazuhiko Sakakibara |
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出身地 | 愛知県 |
k-bara@npo-eden.jp | |
関連リンク | |
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研究分野 | 景観工学、都市環境デザイン |
所属学会・団体 |
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経歴 |
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研究の内容
『神は自然をつくり、人間は都市をつくった』という言葉があります。都市は、人と共にあり、人によってつくられ、育てられるもので、つくった人間の特質-“文化”-を如実に反映します。どこにでもあって、どこもが同じではない、どこにも固有の歴史があってその痕跡を辿ることだってできる(「ブラタモリ」を見て下さい)、都市・都市環境、そして、その眺めであり、見える環境である景観には、そういう(“自然”に比せられるような)面白さがあります。
私の研究分野に関して学べることは、都市環境をデザインするということは、どういうことであるのか、これまで、人々は、どのような都市環境・景観をどのようにつくってきたのか、魅力ある都市環境・景観とはどういうものであるのか、都市環境・景観をつくるために、どういう手段・方法・ツールがあるのか、都市環境を構成する広場・街路・公園やその構成要素、景観をどうデザインしたらよいか、等々、さまざまです。何よりも大切なのは、都市環境・景観を未来にわたって変えていく“すべ”を学ぶことができることです。
学んだことは、将来の仕事で活かせます。都市環境デザインの仕事を行う職場(都市計画事務所、まちづくり・ランドスケープデザイン・土木などのコンサルタント、ディベロッパー、ハウスメーカなど)や行政(国交省、地方自治体など)に勤めることになれば、そのまま役立ちます。一般企業に勤めた場合でも、培った問題解決能力やコンピュータ技術は、仕事に直接役に立ちます。仕事の面ばかりでなく、社会貢献としてNPOなどに参加し、まちづくりに関わる能力が身につくでしょう。
私にとっての環境デザイン
私にとって、「建築・環境デザイン」は、並立する2分野ではありません。建築は、環境デザインに包含されるものであるし、都市環境もインテリアも、さらには、クラフトも環境デザインに含まれるものと考えています。環境デザインは、単にデザインの一分野を指すものではなく、デザイン理念を表すことば・概念です。環境デザイン学科(建築・環境デザイン学科の前身)の設立20周年を記念して、学科で「環境デザイン読本-環境デザイン10則とその実践」という本を出版しましたが、その中の「環境デザイン10則」、「環境デザインの諸相」などをよく読んで下さい。