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ArcGIS 10 による投影法の定義と座標変換

 データを追加すると
  「不明な空間参照」
  「追加された以下のデータソースは空間参照が定義されていません。このデータはArcMapで描画されますが、投影することはできません」
 というポップアップ画面が出る。かまわずに「OK」をクリックすると、図が出てくる。
  これは、そのデータに投影情報が入っていないことを示す。(例えば2008年以前のパスコ社のデータのソースを見ると「座標系:GCS_Assumed_Geographic_1」となっているが、これは座標系ではない。)
  そこで、仮に①投影法(日本測地系(GCS_Tokyo)を定義する。次に、それを②世界測地系(GCS_JGD_2000_1)に変換する。最後に、③平面直角座標に変換すると、日頃見慣れている地図の形となる。
  世界測地系のままだと縦(南北)方向が少し縮んだ形となる。Google Earthに読み込むにはこれで良いが、一般には具合が悪いので平面直角座標に変換する必要がある。
  以下で、ArcGIS 10 の手順を述べる。   

①座標系 <未定義> のデータに座標系を入れる

データのプロパティのソースで、投影座標が未定義の場合に、投影法を設定する手順は以下である。
①ArcMap ArcView を立ち上げる。
②「+」印でデータを追加。
③右クリックで「プロパティ」を選択して、「ソース」タブをクリックし、「データソース」の「座標系」に「<未定義>」とあることを確認。
④ArcToolboxをクリック。
⑤データ管理ツール/投影変換と座標変換 とクリックし、最後に 「投影法の定義」 をダブルクリックする。
⑥「入力データセット」の▼をクリックして、データを選択
⑦「座標系」の右端の四角をクリック
⑧「XY座標系」タブの「選択」をクリック
⑨「Geographic Cordinate Systems」をダブルクリック(または「追加」をクリック、以下同様)
⑩「Asia」をダブルクリック
⑪下の方にある「Tokyo.prj」を選択して(青反転)、「追加」をクリック
⑫「名前」のところに「GCS_Tokyo」と出ていることを確認して、「OK」をクリック
ここまでの作業で、座標が未定義なものを、日本測地系に関連させたことになる。日本測地系に関係づける理由は、元々日本測地系のデータが使用されていたからであると考えて以下のようにすることで、世界測地系のデータに正しく載ってくるからである。
次に、世界測地系に変換する。

②日本測地系を世界測地系に変換する

①ArcToolboxで、データ管理ツール/投影変換と座標変換/フィーチャ とクリックし、最後に 「投影変換」をダブルクリックする。
②「入力データセット」の▼をクリックして、データを選択。
③「出力データセット」の右のフォルダー四角をクリックして、保存するフォルダーを選択し、名前を入力して「保存」をクリック。
④「出力データの座標系」の右の四角をクリック。
⑤「XY座標系」タブの「選択」をクリック。
⑥「Geographic Cordinate Systems」をダブルクリック(または「追加」をクリック、以下同様)。
⑦「Asia」をダブルクリック。
⑧「JGD 2000.prj」を選択し(青反転)、「追加」をクリック。
⑨「XY座標系」タブの「名前」のところに「GCS_JGD_2000」と出ていることを確認して、「OK」をクリック。
⑩「地理座標系変換(オプション)」の▼をクリック。
⑪「Tokyo_To_JGD_2000_1」と出てくるので、それを選択する。
⑫下の欄に「「Tokyo_To_JGD_2000_1」と表示されるので、「OK」をクリック。
⑬「+」で、保存したデータを「追加」し、右クリックで「プロパティ」を見て、「ソース」タブの「データソース」欄の「地理座標系(経緯度)」が「GCS_JGD_2000」と表示されていることを確認。
これは、経緯度座標なので、日頃見慣れた地図(平面直角座標)に比べると、少し縦方向が縮まっているので、平面直角座標に変換する。
 

③世界測地系を平面直角座標系に変換する

①ArcToolboxで、データ管理ツール/投影変換と座標変換/フィーチャ とクリックし、最後に 「投影変換」をダブルクリックする。
②下の「環境」をクリック。
③「出力座標」をクリック。
④「出力データの座標系」の右端▼クリックし、表示領域に一致をクリック。下の行に薄く「JGD_Japan_Zoned_6」と表示される。
⑤OK。
⑥「投影変換(Project)」ウィンドウの「出力データの座標系」に「JGD_2000_Japan_Zone_6」と表示される。ゾーン6は、近畿地方のゾーン番号を意味する。近畿地方以外は、別のゾーン番号となる。
⑦「入力データセット」の▼をクリックして、データを選択。
⑧「出力データセット」の右のフォルダー四角をクリックして、保存するフォルダーを選択し、名前を入力して「保存」をクリック。
⑨OK。
⑩変換データを右クリックして「プロパティ」の「ソース」タブをクリックして、「投影座標系」が「JGD_2000_Japan_Zone_6」であることと「投影法」が「Transverse_Mercator」となっていることを確認。

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