教員・研究室紹介

名前 奥 哲治 [講師]
Tetsuji Oku
出身地 大阪府
e-mail oku@edd.osaka-sandai.ac.jp
内線番号 4358
研究分野 建築論 建築デザイン
担当科目
  • 建築デザイン論
  • 建築設計製図法
  • 建築・環境デザイン基礎演習 I
  • 都市環境デザイン演習 I
  • 建築デザイン演習 II
  • 建築・環境デザイン及び計画演習
  • 卒業研究
所属学会・団体
  • 日本建築学会
  • 日本都市計画学会
経歴
  • 京都大学卒(1978年)
  • 京都大学大学院修士課程修了(1981年)
  • スイス連邦工科大学(E.T.H.Zurich)給費留学(1986年)
  • 京都大学大学院博士後期課程研究指導認定退学(1988年)
  • オウル大学Japanese Studies Program 2003招聘(2003年)

研究の内容

建築論、建築デザインにかかわる分野の研究です。
人間形成にかかわる環境(物的、空間的、場所的)のあり方についての基礎的な研究、特に子どもが成長してゆく環境をテーマにした研究が中心です。
建築や都市は、本来、人々が共に生き、共に成長してゆく場所として、言い換えれば、人々の人生ドラマの舞台として、人間のために構成されるはずのものです。そのドラマや舞台に関わりうる建築の在り方を、考えてみたいということです。人間が生きている世界のことがらを、建築的問題に重ねることのできる、考えの枠組み、骨組みを手に入れることができればいいなあと考えています。このことは、人間そのものへの深くて広い関心が必要です。文学や芸術、哲学や心理学、社会学等々に興味をもっています。
また、日本の伝統的な空間構成のあり方にも関心をもっています。名建築が名建築と呼ばれる理由を、人間への関心から、日本文化の理解と重ねて解き明かしたいというのが長年の夢です。
どんな建築が、一人一人に生きる力をあたえ、安らぎで包んでくれるのか?ほんとうによい建築とは何なのか?人間の生きることと結びついた建築のありかたを尋ねることは、建築を見る目を変えます。まわりにある「建築」を見極める眼が鍛えられます。

授業の内容

主に建築設計にかかわる講義、演習を担当しています。
建築は、物の単なるかたちの工夫でも、表面の装飾でもありません。建築は、泣いたり笑ったり、喜んだり悲しんだりして、日々を一生懸命に生きている、人間の生活そのものの「舞台」、言い換えれば、人間の生きる「場」を、豊かなものとして提供するために、物や空間の構成を工夫することです。みなさんひとりひとりが、自分自身の生きている「現場」に建築を引き受けて、人間の豊かな生活とは何かを一緒に考える授業です。
名建築をとりあげ、写真や図式で説明し、その設計手法やコンセプトを解説します。しかし、このことを学ぶためには、説明を聞き、写真で見る以上に、まず最初に風雪に耐えた「本物」に、身体で五感全体で触れることが、一番大切です。京都、奈良、大学近辺の名建築や名庭の見学も行います。
また、建築の設計にかかわることがらは、一つの決まった正解というものがありません。施主の条件も、敷地の条件も、ひとつひとつ全く異なります。まず、それらの必要条件を丁寧に読み解き、それらを満たす空間構成を探さなければなりませんが、さらに、それ以上に、何か「大切なもの」を、その建築に込めて、はじめて人々に愛され続けるような建築が生まれるのだと思います。この何か「大切なもの」を宿したものとして、ひとつひとつの建築をつくりあげてゆくことは、どこまで行っても終わりのない、自分自身との戦いの長い道のりになります。この戦いの現場に少しでも触れて、自分自身で答えを見つけ出す経験をしていただきたいと思います。

私にとっての環境デザイン

環境デザインとは、人間がさまざまな人やものとかかわって生きている場所(生活環境)をデザインすることだと思います。憧れるのは、人間がなす恣意的、意図的なデザインを超えて、その人間が生きている場所において、場所の内から、場所自身のはたらきとともに生成してゆく結晶のような「もの」を生み出すことです。環境デザインとして、そんな建築(もの)をつくり上げることができたらなあ、と希っています。

投稿記事

各コースの内容

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